一応、初対面ですよね? 普通、 そんなこと聞く? アタシ「永野原 芽依」なんて名前知らないし。 それに東高って響のことしか知らない。 だいたいそんなこといきなり言ったって…。 失礼なひと! アタシは何も答えず顔をしかめる。 すると彼女はアタシの腕を掴みまた同じ質問をした。 「彼のこと… 好きなんですか?」 アタシ…。 どうしてか答えられなかった。 彼女を振り切って無視しその場を去った。