「…俺さ、
このあとまた次の試合のミーティングあんねん…」
「うん、じゃアタシ帰るわ」
アタシはこのあと響とどっかでゆっくりできるかなって思ってただけにちょっと残念に思った。
でも仕方ないよね。
クラブ大切だもん。
響と別れて歩き出したとき後ろから響の声が聞こえた。
「次の試合も来てな!」
アタシは振り返り両手で大きくマルって笑顔で合図した。
さて。
これからどうしよっかな。
響と一緒に過ごす予定だったのがなくなったから時間を持て余すなぁ。
どっか寄り道するかなー。
それとも寒いしさっさと帰って家でのんびりするか…。

