「何かに悩んでるみたいなんだけど、何に悩んでるのか皆目見当もつかないんだよね」 「ははは」秀也は笑って。 「今まで女心を理解しようと努力しなかったツケが回ってんだよ、俺を見習えっつーの」 お前のは『女心の理解』じゃなくて、ただ単に『女ったらし』なだけだろ!!! と心の中でツッコミを入れておいた。 「まぁ、俺に考えが無くもないよ」 秀也の言葉に、僕は身を乗り出した。