「迷惑かけたな。お詫びに家まで送るよ。 優は自力で帰れるよな」 「ああ。でも、この子の家は麓村なんだ。 送れるか?」 「ならなおさら送らないとまずいだろ。 お前、道案内できるか?」 悟さんの問いに私は小さく頷きました。