ブル田は…居ない。
居たのは、初対面の知らない男。
長めの茶髪、目つきは悪いが大きな瞳…整った顔立ちのホストばりの美形だ!
美形は、ブル田の部屋の床に転がってドラゴンボールを読んでいる。
俺を睨む様に見つめ、美形はゆっくりと起き上がった。
「誰だ?おめぇ」
うわ…口悪ぃ。
美形の声は、チンピラみたいな巻き舌口調だった。
「え――…と」
…そっちこそ誰ですか?
でも部屋に居るって事は…ブル田の知り合い?だよな?
「ブル田は―…」
「ブル田?ああ、リョウの事か」
リョウ?
あ…ブル田の名前は竜馬だ。
忘れてた。
「リョウは居ねぇぞ」
美形はそう言い、あぐらをかいた。
「居ない?」
「バイトだ。デパート屋上でヒーローショー…着ぐるみん中だ」
ヒーロー…ある意味納得!
「バイトから帰ると、あいつカビ臭ぇし。最悪」
美形は舌打ちしながら、かったるそうに茶髪を掻いた。
カビ臭いって、あの牛乳拭いた雑巾みたいな臭いの事だろうな。
ってか、この美形は誰なんだ。
口悪いしガラ悪いし…さっきからブル田に詳しいみてぇだけど?
年齢は俺より上か?
大学生くらいに見えるが。
…聞いてみる?
居たのは、初対面の知らない男。
長めの茶髪、目つきは悪いが大きな瞳…整った顔立ちのホストばりの美形だ!
美形は、ブル田の部屋の床に転がってドラゴンボールを読んでいる。
俺を睨む様に見つめ、美形はゆっくりと起き上がった。
「誰だ?おめぇ」
うわ…口悪ぃ。
美形の声は、チンピラみたいな巻き舌口調だった。
「え――…と」
…そっちこそ誰ですか?
でも部屋に居るって事は…ブル田の知り合い?だよな?
「ブル田は―…」
「ブル田?ああ、リョウの事か」
リョウ?
あ…ブル田の名前は竜馬だ。
忘れてた。
「リョウは居ねぇぞ」
美形はそう言い、あぐらをかいた。
「居ない?」
「バイトだ。デパート屋上でヒーローショー…着ぐるみん中だ」
ヒーロー…ある意味納得!
「バイトから帰ると、あいつカビ臭ぇし。最悪」
美形は舌打ちしながら、かったるそうに茶髪を掻いた。
カビ臭いって、あの牛乳拭いた雑巾みたいな臭いの事だろうな。
ってか、この美形は誰なんだ。
口悪いしガラ悪いし…さっきからブル田に詳しいみてぇだけど?
年齢は俺より上か?
大学生くらいに見えるが。
…聞いてみる?



