こいつ観察してるとホント面白い。
「どしたの?」
安田の問いに、ブル田は頬をふくらませた。
「…ニセ坊主です」
ニセ坊主?
「すいません安田サン。帰宅しなくてはいけません」
「家からの電話だったの?」
「いえ、ニセ坊主です」
訳わかんねぇ。
ニセの坊主って何?
「では安田サン!また」
そう言い、ブル田は慌ただしくゲーセンを出て行ってしまった。
って言うか、俺に挨拶無しか?
別に慣れてるからいいけど。
「何だろね?ニセ坊主って」
苦笑いをし、俺の隣に安田は座る。
「さぁ?わかんね」
ブル田は常にわかんねぇ奴だから…別にいいんじゃね?どんな行動しても。
いつもあんな感じだ。
俺はポケットから携帯を取り出し、時間を見た。
17時15分。
「俺らも帰るか」
「うん」
安田は笑い、小さく頷いた。
肩を並べてゲーセンを出る。
出入口扉の前で、安田は突然足を止めた。
気付いた俺も立ち止まる。
「安田?」
安田は、扉脇に貼られたポスターを見つめていた。
何だ?
つられて俺も戻り、安田の視線の先を見る。
貼られていたのは、盆踊りと灯籠流しの告知ポスター。
「どしたの?」
安田の問いに、ブル田は頬をふくらませた。
「…ニセ坊主です」
ニセ坊主?
「すいません安田サン。帰宅しなくてはいけません」
「家からの電話だったの?」
「いえ、ニセ坊主です」
訳わかんねぇ。
ニセの坊主って何?
「では安田サン!また」
そう言い、ブル田は慌ただしくゲーセンを出て行ってしまった。
って言うか、俺に挨拶無しか?
別に慣れてるからいいけど。
「何だろね?ニセ坊主って」
苦笑いをし、俺の隣に安田は座る。
「さぁ?わかんね」
ブル田は常にわかんねぇ奴だから…別にいいんじゃね?どんな行動しても。
いつもあんな感じだ。
俺はポケットから携帯を取り出し、時間を見た。
17時15分。
「俺らも帰るか」
「うん」
安田は笑い、小さく頷いた。
肩を並べてゲーセンを出る。
出入口扉の前で、安田は突然足を止めた。
気付いた俺も立ち止まる。
「安田?」
安田は、扉脇に貼られたポスターを見つめていた。
何だ?
つられて俺も戻り、安田の視線の先を見る。
貼られていたのは、盆踊りと灯籠流しの告知ポスター。



