「………」
……見つけなきゃ。
隠れてる安田を…俺が見つけなきゃ…。
やっぱ待ってるんだ。
あいつ、俺が見つけるのを待ってるんだ。
「…ありがと、おばさん」
「え?」
不思議顔のおばさんを見て、笑った。
大事な事に気付かせてくれて。
すっきりした。
ものすごく頭の中が鮮明だ。
首を絞められた時に俺が思った事、安田に会って確認したいと思ってた。
するまでもない…。
ちゃんと気付けた。
安田の存在は俺にとっては日常だった。
不自然に感じた事はない。
安田に振り回されていた事も、振り回されてたんじゃない、俺がしてやりたかったから付き合っていたんだ。
わがまま、自分勝手、強引…上げたらキリが無い安田の欠点。
違う、欠点じゃない。安田の一部。
うるさくて騒がしくて、でも居ないと落ち着かない…それも分かった。
落ち着かないのは…安田にそばに居てほしかったから。
マオちゃんが言っていた“特別”って意味…。
安田が特別である事に理屈は無かったんだ。
理屈で区別できる存在じゃないんだ。
安田葉月という存在は…複雑な様で簡単だったと俺は気付けた。
……見つけなきゃ。
隠れてる安田を…俺が見つけなきゃ…。
やっぱ待ってるんだ。
あいつ、俺が見つけるのを待ってるんだ。
「…ありがと、おばさん」
「え?」
不思議顔のおばさんを見て、笑った。
大事な事に気付かせてくれて。
すっきりした。
ものすごく頭の中が鮮明だ。
首を絞められた時に俺が思った事、安田に会って確認したいと思ってた。
するまでもない…。
ちゃんと気付けた。
安田の存在は俺にとっては日常だった。
不自然に感じた事はない。
安田に振り回されていた事も、振り回されてたんじゃない、俺がしてやりたかったから付き合っていたんだ。
わがまま、自分勝手、強引…上げたらキリが無い安田の欠点。
違う、欠点じゃない。安田の一部。
うるさくて騒がしくて、でも居ないと落ち着かない…それも分かった。
落ち着かないのは…安田にそばに居てほしかったから。
マオちゃんが言っていた“特別”って意味…。
安田が特別である事に理屈は無かったんだ。
理屈で区別できる存在じゃないんだ。
安田葉月という存在は…複雑な様で簡単だったと俺は気付けた。



