俺、安田が行ってからも毎日を過ごすんだ。
生きていくんだ。
当たり前の様に安田が居た毎日、そして安田が居ない毎日。
これからも変わらない時間の流れ。
ただ…安田が居ない。
安田の時間は止まったまま。
老いる事はない。
そのかわり、これからの思い出は無い。
タクミと同じなんだ…。
俺、ユーレイの安田が消えちまう時どんな気持ちになるんだろう。
泣くか?それとも笑って元気でなと見送るか?
またなって手を振れるか?
わかんねぇ、今はわかんねぇ。
今は安田が居るから。
ユーレイでも変わらずに、そこに居るから。
わかんねぇよ……。
その時になりゃ何かわかるかな?
「タイムカプセル、どうしようか?」
「あ…そうか」
タクミが見たかったタイムカプセル。
タクミが存在していた証、思い出…。
俺はタクミの手紙を丸めて、飴と共に再び缶に入れて蓋をした。
掘り出した場所、元埋まっていた穴に沈め、土をかける。
「埋めるの?」
「ああ、タイムカプセルだしな」
いつか…いつかタクミの友達が、タクミを思い出す時がくるだろう。
その時に、また掘り当てて欲しい。
友達の手で。
生きていくんだ。
当たり前の様に安田が居た毎日、そして安田が居ない毎日。
これからも変わらない時間の流れ。
ただ…安田が居ない。
安田の時間は止まったまま。
老いる事はない。
そのかわり、これからの思い出は無い。
タクミと同じなんだ…。
俺、ユーレイの安田が消えちまう時どんな気持ちになるんだろう。
泣くか?それとも笑って元気でなと見送るか?
またなって手を振れるか?
わかんねぇ、今はわかんねぇ。
今は安田が居るから。
ユーレイでも変わらずに、そこに居るから。
わかんねぇよ……。
その時になりゃ何かわかるかな?
「タイムカプセル、どうしようか?」
「あ…そうか」
タクミが見たかったタイムカプセル。
タクミが存在していた証、思い出…。
俺はタクミの手紙を丸めて、飴と共に再び缶に入れて蓋をした。
掘り出した場所、元埋まっていた穴に沈め、土をかける。
「埋めるの?」
「ああ、タイムカプセルだしな」
いつか…いつかタクミの友達が、タクミを思い出す時がくるだろう。
その時に、また掘り当てて欲しい。
友達の手で。



