「圭ちゃん、結構筋肉ついてるんだ?着痩せするタイプ?」
観察してんな!と、外ヘ出した。
ユーレイの前でストリップをする気はない。
着替えを完了させた俺は、机の上のカバンを引ったくる様に持ち、外ヘ飛び出した。
玄関前のチャリにまたがる。
「お!今日はチャリだね」
何はしゃいでんだ、安田。
そういやこいつ、チャリの後ろに乗るのが好きだったな。
中学ん時まではよく、安田を乗せて走ってた。
お互い、彼氏彼女ができる様になってからは、ほとんど無くなっていたけど。
「圭ちゃん、発進!!」
安田が後ろにまたがる。
軽い…。
やっぱユーレイなんだな、こいつ。
なのに学校についてくるって何?
新しい学校の怪談でも作るつもりか?
まぁ、言っても聞く奴じゃねぇしな。
俺は学校ヘと、チャリで走り出した。
「間に合ったぁ〜!」
ギリギリ。
汗だくのまま、息で弾む身体を椅子で休ませる。
つい安田の、かっ飛ばせ〜の掛け声につられてしまった…無駄な疲労だ。
「三谷〜ギリギリかよぉ」
声を掛けてきたのは、中学からの友人で、今も同じ2‐Bの村上一巳と本間光。
観察してんな!と、外ヘ出した。
ユーレイの前でストリップをする気はない。
着替えを完了させた俺は、机の上のカバンを引ったくる様に持ち、外ヘ飛び出した。
玄関前のチャリにまたがる。
「お!今日はチャリだね」
何はしゃいでんだ、安田。
そういやこいつ、チャリの後ろに乗るのが好きだったな。
中学ん時まではよく、安田を乗せて走ってた。
お互い、彼氏彼女ができる様になってからは、ほとんど無くなっていたけど。
「圭ちゃん、発進!!」
安田が後ろにまたがる。
軽い…。
やっぱユーレイなんだな、こいつ。
なのに学校についてくるって何?
新しい学校の怪談でも作るつもりか?
まぁ、言っても聞く奴じゃねぇしな。
俺は学校ヘと、チャリで走り出した。
「間に合ったぁ〜!」
ギリギリ。
汗だくのまま、息で弾む身体を椅子で休ませる。
つい安田の、かっ飛ばせ〜の掛け声につられてしまった…無駄な疲労だ。
「三谷〜ギリギリかよぉ」
声を掛けてきたのは、中学からの友人で、今も同じ2‐Bの村上一巳と本間光。



