白雪姫と毒リンゴ


秋矢は私の顔を見た。

「泣いてる?」

「泣いてない。」

ちょっと意地になってみる。

青空より青いビニールシートを広げて、そこに寝転がった。

私を真ん中に両サイドに亮と秋矢が寝転ぶ。

そのまま、桜を見る。

とても綺麗だけど……綺麗なのだけど。

「…つ。」

私の切羽詰まったように出した一言に、亮はこっちを向く。

「つ?」

「つまんないっ!!」

カバリと起き上がり、私は下唇を噛む。

「ぉわ…久しぶりに出たよ。我が儘雪姫。」

キッと亮を睨んだ。

「んな睨むな、ほら近くの売店で飲み物買ってるから。」