半ば無理矢理に、亮にゲーセンから連れ出された。 空を見上げる。 周りの光が明るすぎるせいか、星が見えない。 「雪姫。」 隣を歩く亮が尋ねる。 「何?」 「茨さん、帰ってくる。それに怒ってねーと思う。」 「…うんっ。」 「何笑ってんだよ。」 不機嫌な亮の声。 気持ち悪いくらい優しい亮の慰めの言葉に、思わず吹き出していた。 「わ、笑ってない。あはははは…っ。」 「思いっきり笑ってる。この馬鹿。」 本当に馬鹿みたいに大笑いをした私を亮は小突いた。