白雪姫と毒リンゴ


「ありがと。」

小さく微笑む亮。

それを確認すると、私は秋矢の元に行く。

「秋矢、これ。」

亮と同じくらいの箱を渡した。

「ありがと。」

座って雑誌を読んでいた秋矢は私の出現に驚いた顔をして、言った。

亮も部屋に戻ってきて、

「雪姫、そこ座って。」

ベッドを指差される。

私は素直に座った。

消毒液をドバっと膝にかけられた。

「いったい!」

「転んだ?」

秋矢は聞いてくる。

転びましたとも。

ここに来るまで三回も!!

ペタッと絆創膏を貼られて、私はちゃんと床に座る。