「はぁ?またトランプかよ。」 亮はそう言いながらも、ベッドに座ってくる。 「何やる?」 秋矢も傍の椅子に座る。 「はい、じゃあ二人が黒のカードを引いたらポーカー。紅のカードを引いたら大富豪ね。」 「なんで2人?」 2人は聞いた。 「じゃあどっちか。」 私はトランプを均す。 秋矢がひとつのカードを抜いた。 「紅だ。」 「大富豪決定。」 私はトランプを配った。