小学二年生の時。 私は部活に入っていなかった。 秋矢は委員会に入っていて、亮はサッカー部に入っていた。 だから、私は秋矢を待ったり亮がサッカーをサボる時、一緒に帰った。 その時はちょうど、秋矢も亮もいなくて帰っていた。 空を見上げた。 その時は、私はアホだったのだろう。 空を見ているうちに、道に迷ってしまった。 「え、どこ?」 地元のはずなのに、道に迷った。 辺りが暗くなって、立ち止まる。