「壱夜のにゃんこな着ぐるみあげないんだから!」



朱美は、良く分からない事を叫ぶと、部屋から出て行った。そして、僕の母親にこう言った。



『壱夜の晩御飯、イチゴクレープにしてにゃん!』



その着ぐるみってイチゴクレープだったんだ?



良く分からなかったよ。



あまりイチゴには似てなかったから。



それ、本物なの?偽物だよね?



なのに、なんで甘い匂いもしてくるの?


それ本当に偽物のイチゴクレープの着ぐるみだよ……ね?



エンド