「ね?壱夜、クレープ好きって言ったでしょ?だから、クレープの着ぐるみ着てきたんだよ?」



朱美は、どんどん僕に近付いてくる。見えそうで見えない何か。



そんな格好で誘惑されても、あれたたないんだけど……と言うか、余計にたたない。