このまま死ぬんじゃないかと思った。 だって、突然停電したように、目の前が真っ暗になったから。 その時。 「お、頭が出てきたぞ。 よし、もう少し頑張れ!」 医者の言葉に我に返る。 ・・そうだ、私が頑張らなくて誰が頑張る! 「はい!」 可愛い子で返事をしたのは、私ではなく、私の腹に圧力をかけ中の看護師。 どうやら、頑張るのは私ではなく、看護師さんの方らしい。 「ふんぬうううう!」 「ぎゃあああ!!!!」 最初が看護師さん。 次が私の悲鳴だ。