月曜日の夜。


AtaRu☆家では、必ず夫婦二人の激しいコミュニケーションが行われる。

ベッドで、ではなく・・・リビングで。

すなわち。


「ちょっと!ゴミをどこに隠したのよ!」


「うるせぇ。あれはゴミじゃないだろうが。

勝手に捨てるんじゃねえよ!」


「はあぁ?

ハッ○ーセットのキ○ィちゃんのおまけだの、うん十年前のぬいぐるみだの、

破れた靴下だの、東急ハ○ズの期限切れのカードだのの、どこが必要なものなのよ!」


「お前は馬鹿か。

BOO○-OFFに行けば、おまけを売ってるんだぞ」


「で?」


「ぬいぐるみは思い出の詰まった俺の子ども時代を代弁するものだ。

家族と言ってもいいぐらい、いや、家族だ!」


「靴下は?」


「繕えばまだはける。ドイツじゃあ、これくらいのもの皆はいてる」


「期限切れのカードは?」


「机の上の消しゴムのかすを効率的に集めるのに役立つ」