後悔が頭をよぎるが、今更遅い。 私は二人に背中を押されながら、その部屋の前にたどりついた。 うえぅ!何、この変な臭い!! 汗臭い体育館倉庫とでもいうだろうか。 なんというか、それに腐った卵をプラスしたような複雑な香り。 「ね?すごいでしょ?」 同じ階に住む二人は、どうやらこの臭いには慣れているらしい。 顔をゆがめる私と違い、平然としている。 「ほら、ノックして!多分いないはずだけど」 扉にかかった予定表をみて、愛子は私に目配せした。