「じゃぁ、あの……おい、白石、手挙げて。……あいつの、隣な」 「はい」 女子に睨まれるっていう、お決まりなシチュエーション。 ……私別に橘君に手出すつもりないんで皆さん安心してね。 しかもこんな女顔で美形な方とふっつーの容姿の私が釣り合うわけないでしょ。 「あの、白石さん。宜しくね」 「うん、宜しく」 いいなぁ、一度でいいからこんなキラキラ輝いてみたいわ。