空を見つめている目から涙が流れていた。 太陽の明かりが亜依の白い肌に落ちる涙を綺麗に映し出していた。 それは悲しい涙とは感じられなかった。 なぁ、和也、ちゃんと聞いてたか? お前といて幸せだったってさ。 しかも、とてもっていう接続詞のおまけ付きだぞ。 よかったな、和也。 河川敷に咲く小さな花たちは風になびかれ、僕たちを励まそうとしているかのように気持ちよさそうに揺れていた。