亜依は自分で言うと言っていたが僕は一体どうしたらいいんだ? 友がフラれるのを知りながら黙って見過ごせというのか? 和也はまた落ち込むんじゃないのか? あぁ、どうしよう… 未だに逡巡していた。 『下手の考え休むに似たり』とはまさしくこのことだろう。 頭が一杯で、一睡もすることができずに朝を迎えた。