彼女は首飾りを取り出し着けた。


これまた、バッチリ!


私は指でOKサインを作った。



彼女は私に背を向け、
試着室の鏡を見る


鏡に写る彼女の顔は、
とても綺麗で、笑顔。



『なんで急に?』


「前から絶対似合うって
思ってたんだ、
首飾りを見た時決めた。

これ以上なにか」



彼女は私の首に両腕を廻し、
軽く試着室に引き込み、
頬に3回KISSをした。


ショップの子が私の顔を見、
指で自分の左頬を指した。


私は鏡を見る。


左頬に真っ赤な唇の跡。



私は慌てて、手で拭こうとした、
彼女は私の手を掴み、
邪魔をする。



ショップの子は、
笑ってる。