「クロ、大丈夫?」


どうしたの?
いつものクロらしくないよ?


「・・・ちょっと、こっちに来てくれないか・・・」


クロはそう言って、歩き出した。


「?」


ワケも分からず、ぼくらはクロの後をついて行った。

路地の奥を進んだところの片隅に、シマが気持ちよさそうに寝てた。


それを見たタロとジロは、シマに寄って行って声をかけた。




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