ぼくは、気がついたら生きていたんだ。 薄暗い路地の裏で、たくさんの兄弟達と一緒にね。 生まれつき空みたいな青色の毛並みのぼくはみんなに 『気持ち悪い』 『バケモノ』 『消えればいいのに』 って、毎日言われるんだ。 もう慣れちゃったから何にも感じないし、全然平気だよ。 .