最高級の召使

音楽にでもノッているのか
要之助は体でリズムを
とりながら
落ち着きなくしている。



倉之助とは 反対だ・・・・・・・・


「どこ行く?」


「私はわかんないよ。
だってめったに外なんか出ないし。」



「とりあえず~
腹へったよな。」



「あ…そう
うち今日弁当だった。」



「マジ?
どっかで食べようか~~~
金持ちの弁当~~~」


おひさまが眩しい~~


私は跳ねるようにして
歩く要之助の背中が

愉快に見えた。


そんな感じがする。