携帯ばかり気にしていた。

きっと倉之助も電話を待っている。
眠れない夜を
過ごしているに違いない。



今日は、母が私を監視している。
でもきっと
チャンスがあるだろう


目は真っ暗な天井を見つめた。



母の様子を確認しながら
私は不覚にも
眠ってしまった。



飛び起きた時には
もう朝になっていた。



今日は何かが変わる日・・・・・
そう信じたい。
信じてみたい・・・・・




「おはよう・・・
倉之助・・・・・
今日はいいお天気ね。」