彼に気付かれないように、小さくため息を吐いた。 とりあえず、会話を… 『ねぇ』 沈黙を破った彼。 あたしは少し緊張解れてきた。 『はぃ?』 『さっきから何で俺の顔見てんの?笑 何かついてる?』 いゃ、待て待て。 誰のせいだと思ってんだよ…!!!! 少しィラッとしたが、そこは敢えて我慢。 もう地元駅から離れてるのに、余計な事を言ったら間違いなく台無し+降ろされて終わり。 そんなのは嫌だから,我慢した。 『ん-…かっこいいからかなあ☆』 とりあえず何か嘘でもいいから、考えて答えた。