慈郎は、バツの悪そうな顔をした。 「まったく…これで家について来るなら、どうすつもりなんだ?」 「すみません… 動物見るとほっとけなくて、屋敷にはついてこないようにします。」 慈郎はそう言い切ると、頭を下げ、犬を連れて歩き出した。 まるで、親に叱られた子供のように肩を落とし歩いて行く姿を見て、あたしは溜息を漏らした。 「慈郎」 「はい…?」