あたしはそんな事を思いながら、噂をしてる奴らを尻目に通りすぎた。 帰る途中の道、無邪気に犬と戯れている慈郎がいた。 慈郎は全くあたしに気づかず犬と遊んでいる。 まるで子供だな… でも、そこが慈郎のいい所かな。 「慈郎」 あたしの声にハッとした慈郎は、慌てて立ち上がり一礼する。