中3だった高山の姉を調べ上げ、高山の幼馴染である関にその情報を売っ…教えてあげた。ああ、確かそんなこともあったようななかったような。
まあ、情報だけでなく直接彼女とコンタクトを取ったりして面倒なものだったが(ここまでやっちゃうのはもう直しようのない性格だろう)。
「姉の次は弟かよ…面倒な姉弟だね」
「るっせ!そういう田原は恋愛とかしねーのかよ?」
「君達の恋愛だけで三次元は飽食だよ。あとは二次元があればいいの」
私は家に帰れば待っているであろうmy彼氏…要するにアニメキャラだけど…の顔を思い浮かべほう、と息をついた。
私の隣では、高山が何か喚き散らしていた。