貪るように本を読んだ。
純文学やライトノベル、児童文学、外国文学、果ては古典。
文字を追うのが好きだった。
一度その文章を読んでしまえば最後、急行列車のようにすーっとラストまで運ばれてしまう。その感覚が蠱惑的で、私は1冊手に取ってしまえば10冊、20冊と読みこなしてしまう。

そう、「縦書き」文章においては。