あれは、いつだったかな。


きっかけは、簡単だったと思う。


家族の除け者になったような感じで寂しかった。


夜も寝れなくなって。


だから、外を出歩いたのがはじまりだった。


公園でぼーっとしてたら、敦子とそのダチに話しかけられたんだ。


最初の印象は、きれいな人たちだった。


俺は、暇だったから世間話しをしてたんだ。


そんな日々がなんとなく毎日続いてた。


いつの間にか、敦子のダチや俺のダチまで集まって。


結構な人数がいたと思う。


その公園、バスケのコートがあったんだ。


やっぱ男が集まるとバスケをやりたくなったんだ。


暇つぶしになるし。


バスケの試合は、楽しかったな。


そん時は、何も考えなくていいから。


家でもうまくやれる気がしたんだ。