「陽生?」


「えっ?」


俺は、呼ばれた方に振り向いた。


みなみ。


グッドタイミング。


初めてだな。


ここで会うの。


「朝練?」


みなみは、気まずそう。


話しかける気なかったんだろうな。


てか、昨日の宣言通りだ。


普段のみなみ。



めちゃくちゃかわいい。


ヤバい。


「違う。
みなみに用がある。」


なんか、口調が違うくなった。


いつもなら、


『今日は、違うよ。
みなみに用事があるんだ。』


って、柔らかい口調でいうはずなのに。


緊張してんのかな?


「私に?」



「あぁ。
てか、一緒に行きながら聞いてくれればいい。」


「うん。」


みなみは、頷いてくれた。


よかった。