唯は1台の携帯を握りしめ、刻々と時間が過ぎていくのを待った。
「…外に出てもいいですか?」
唯の突然の申し出に、村儀は首を横にふった。
「だめだ」
「その、ちょっとコンビニまで」
「部下に行かせる。何がいる」
「いや、そんな…悪いですよ」
「お前に抜け出されて何かある方が、俺達には悪いがな」
取りつくしまもなく。そして唯の考えなどお見通しで。
「…屋上に風にあたりにいってきます」
そして今、唯は屋上で寝そべっていた。
隣にはもちろん、レオンがいる。
こっちもどうすることもできなさそうなんだよね。
はぁ、とため息をつく。
「…どうかしたか?」
レオンに聞かれて、唯はなんでも、と答えた。
時刻は午後9時。
約束の時間まで、あと3時間だ。
…とにかくギリギリまで大人しくしとくしかないよね。
唯はそっと目を閉じた。
「…外に出てもいいですか?」
唯の突然の申し出に、村儀は首を横にふった。
「だめだ」
「その、ちょっとコンビニまで」
「部下に行かせる。何がいる」
「いや、そんな…悪いですよ」
「お前に抜け出されて何かある方が、俺達には悪いがな」
取りつくしまもなく。そして唯の考えなどお見通しで。
「…屋上に風にあたりにいってきます」
そして今、唯は屋上で寝そべっていた。
隣にはもちろん、レオンがいる。
こっちもどうすることもできなさそうなんだよね。
はぁ、とため息をつく。
「…どうかしたか?」
レオンに聞かれて、唯はなんでも、と答えた。
時刻は午後9時。
約束の時間まで、あと3時間だ。
…とにかくギリギリまで大人しくしとくしかないよね。
唯はそっと目を閉じた。