巧の自転車の後ろに乗るのはこれで2度目。唯は巧に少しもたれかかった。 「どうした?眠いのか?」 言われて唯はぱっと巧から体を離した。 「ご、ごめん。少しぼーっとしてた」 「はは、落ちるなよ」 巧は少しスピードを上げて、家へと向かった。