【実話】恋しくて


こうして待つのも悲しいことに慣れてしまったけど…。


「リホ!ほんっとーにごめん!」


ヒデが手を合わせて真剣に謝る。


そして上目遣いにあたしを見る。


さっきまで怒っていたし悲しい気持ちだったのに…。あたしはヒデのその姿をみると、その気持ちを引っ込めてしまう。