それから外を歩いたけど、チョコの入った紙袋はヒデが持っててくれた。 「バレンタイン、好きな子にチョコレートもらえて俺、嬉しいわ。」 そう言ってくれてあたしも嬉しかった。ヒデは『好き』ってめったに言ってくれないから。いつもヒデの気持ちが不安なあたしにとっては、嬉しい言葉だった。