「秀行君はまだ来てないみたいだねぇ。」 唯が言った。 「秀行君?」 「秀行ってのは今日理穂ちゃんに紹介する予定の俺の友達。今日は遅刻するなって言ってたのに、唯の大事な理穂ちゃん待たすなんてなぁ。ちょっと電話してみるわ。」 そう言って雅樹君は携帯を取りだし電話をかけた。