「え?人様に良いことって……」 「やだもう、もっと夜遊びしてると思ってたのにぃ」 いやいやいや。 その残念そうな顔は何ですか! 「お母さんなんて若い頃はすごい音鳴らして夜の町を走り回っ――あっ」 思わず口に手を当てる千夏ママ。 「走り回って?」 あたしは聞き返した。 「あっそうかジョギングかぁ!」 なるほどなるほど。 間違って解釈しちゃうとこだった。 そうかぁ、千夏ママってダイエットしてたのかぁ。 「違うわよぉ」 やだもう、という顔でこちらを見る千夏ママ。