「頑張ってね、バスケ!!」 クラスの男子が窓の外から声をかけてきた。 男子は外でサッカーだっけ。 「うん、ありがとう♪」 笑顔でそう答えた。 ふふふ、そりゃ頑張るわよ。 柊 優、みんなに恥を欠かせてやるわ! 「うふふふ」 秘めた笑い声が思わず口に出てしまった。 しかし幸い、周りの女子たちは気づいていないようだ。 「ん?」