宇宙は広く、世界も広い。


 だから、突然宇宙から何者かが飛来する可能性は常にゼロではない。


 まぁ、つまり何が言いたいのかというと・・・。


 ある日、突然落ちてきたのだ。


 宇宙から。


 巨大な要塞が・・・。


 なぜか、カミレンジャーが住む長野県ストウ市に・・・。


 ご都合主義とか言ってはいけない。


 だって、そうしないと物語が進まないから。


 そして、紫のコマのような要塞は、なぜその地にどっぷりと腰をすえると突然。


『ワイの名前はワルイダーや。これから地球を征服させてもらうで~』


 などとほざきやがった。


 なぜか、日本語だった。


 なぜか、関西弁だった・・・。


 これには、日本政府どころか、世界NGO団体までもが腰を抜かした。


『なぜ、あいつらは関西弁を話すんだ?』


『いや、そもそもアレを関西弁と呼んでいいのか?』


『だいたい、作者は長野県出身長野県在住の癖して、どうしてコトあるごとにエセ関西弁を使いたがるんだ?』


『いや、っていうかワルイダーってネーミングセンスもどうなんだ?』


 などと、様々な議論が国会の中で交わされたが、どうやら世界征服を狙っているらしいので、阻止しようというコトになった。


 選挙が近かったのだ。