そのひょうしに、おばあさんの顔が、もうふのなかから、全部、あらわれました。 「……おおかみ……!!」 それは、さっきのおおかみよりもかっこよくて、耳もしっぽもふさふさの、おおかみなのでした。 おばあさんがいないのは、なぜでしょう。