少女は口元にだけ笑みを浮かべ、 「このお店に興味があるの?」 と問う。 「えっ…」 と彼女が小さく零す。 「とりあえず入ってよ。」 少女は今度はちゃんと笑み、彼女の背中を押して店に誘導していった。 彼女はとりあえず従うことにした。 ──まだ家には帰りたくなかったからだ。