「あのっ銀河?!...手..痛いよ///」


銀河に捕まれた腕が
ドクンドクンと脈をうつ。



「お前っ!何やってんの?」


「え??」



お店の外に連れ出されたわたしは
突然銀河に怒鳴られてわけがわからず目をパチクリさせる。



「な、何って?」


「ボケッ!!あんな男にいちいちヘラヘラしてっからだ!嫌なら嫌ってハッキリ言えよっ!」


なんで銀河がそんなにムキになっているのか
わけがわからない。


だけど
わたしなんかのためにムキになったその顔がなんだかとてもうれしくて
思わず可笑しくなって吹き出した。



「プッ。あははっ..わたし大丈夫だよ。ちょっと怖かったけど、銀河が助けてくれたんだもん。」



照れて真っ赤になった銀河の顔を覗き込んで、
そのキレイな瞳を見つめた。



「バカッ!!//..心配させんじゃねーよ、夢っ子。///」



そういって
自分の前髪を照れ隠しにくしゃっとした銀河は
すこし俯いてわたしから顔をそらした。