一口、一口 しっかり味を確認するように食べる先生に 「おいしいですか?」 なんて事は絶対に聞かない。 だってあたしが作ってあげたんだもの。 万が一口に合わなくても まずいだなんて 絶対に言わせないんだから。 何も会話のない食卓。 聞こえてくるのはスプーンやフォークが 食器にぶつかる音だけ。 気まずい・・ 非常に気まずい。 だけど どうしてだろう? それがイヤじゃなかった。 「しかし、意外と小食なんだな」