「絶対に・・絶対にイヤだから!!!」


あたしの大きな声がリビングに

いや

家中に広がる。


・・ううん、もしかしたら

お隣の大谷さんの家まで聞こえているのかもしれない。


すみません、大谷さん・・


だけど


あたしには今直接謝りに行く余裕なんてないの。


その理由?

そんなの


きっと誰が聞いてもイヤだと思うよ?



だって


「あら、いいじゃない?
学校の先生と一緒に住むなんて、
そんなことマンガか小説でしかあり得ないんだから♪」


そう


今ので分かったでしょ?


あたしがとんでもないくらい
大きな声で反対した理由が!!


普段のあたしからは想像できないくらいの
大きな声がでた理由が!!


「想もそう思わない?」