「珍客記念に、キミたちが店の名前つけて行かない?」

 唐突に言われて、顔を見合わせる空気と羽海の横で、無色が口を開いた。

「ピースピースというのはどうでしょう?」

「ピースピース?」





「Peace Piece──平和の欠片」