そして中身の反省点・・・・・・登場人物の名前ですね;;
無色だの透明だの空気だの。
それ自体が意味を持つ単語をそのまま使うと、非常に読みづらい+書きづらいということがよくわかりました!(←遅し)
ちなみに雨鳥って名前は「雨やどり」をモジリました♪

現在サイエンスの世界にいる者としての立場からのメッセージを、雨鳥には代弁させまくってしまいましたが(汗)・・・
アインシュタインは愛に溢れた素晴らしいサイエンティストです。
ですが、彼の理論が使われて、広島・長崎の悲劇が生み出されました。

この事実の捉え方は様々だと思います。

それでも。
自分は原爆を落とされた側の国に生まれた立場ですが、それでも。

彼が原爆を作ったのでは絶対にないと考えています。

宗教も、思想も、歴史も、技術も、人を殺しません。

悲劇はいつも、我々が足下にある花の色を見ることができなくなったとき──人間が持っているはずの価値を失ってしまったときに──生み出されてしまう、自分はそう考えております。

あとがきから入られる方、9・11の悲劇を強く意識した作品ではありますが、普通の小説としても多くの人にお読み頂ければと思います。

この作品を通して何かを伝える事ができれば、何かを感じて頂ければ、と願っています。

最後にはなりますが、この企画を通して平和について考える場、常日頃からの思いを形にする場を与えていただき、本当に有り難うございました。


相野心虫(2007.9月某日)