「何とかならないかな。
男が嫌いだから
うっとしい。」と
美穂と私は違う意味で
うっとしい。

「けどどこがいいのかな?
吉沢君の事。」と

私が言ったら、

「愛子は興味ないの?
吉沢君の事。」と
美穂に聞かれた。

「何で?」

「だって最初に挨拶した時
握手していたでしょう。

アイツが女子に
握手をしている姿初めて見た。
案外いけるかも。」と
美穂に言われた言葉が
後に現実になるとは
思っても見なかった。